kiyokiyo

社交不安症専門
カウンセリングルーム

kiyokiyo

ご予約はこちら

【会食恐怖症】やってはいけないこと3選、やってほしいこと3選 

公認心理師の藤井です。会食恐怖症でお悩みの方多いです。会食恐怖症は社交不安症の一種です。会食恐怖症はこのような病気です。

会食恐怖症とは?

食事をする際に「他人から注目される不安」と「他人を不快にさせいるかもしれないという不安」が強いのです。

このブログでは、主に2つのポイントを解説していきます。

  1. 会食恐怖症のが人がやってはいけないこと
  2. 会食恐怖症の人にやってほしいこと

この記事を読めば、会食恐怖症の人が「やってはいけないこと」「やったほうがいいこと」が分かります。

【この記事の読み方】

  1. まずは「やってはいけない3選」をお読みください。
  2. 次に「やってほしいこと3選」をお読みください。

この記事では「安全行動」という専門用語が度々出てきます。この安全行動が重要ポイントなのですが、最初に解説しますね。

安全行動の定義

社交不安症の人がやりがちな行動です。会食恐怖症は社交不安症の一種ですから、やはり安全行動をしがちになります。安全行動は不安や緊張を減らすために行います。ただ、この行動が不安を慢性化させてしまい、長い目で見ると症状を悪化させてしまうのです。最悪の場合、安全行動をしないと食事が出来なくなってしまいます。安全行動はあくまでも一時しのぎの対処なのです。

それでは、次から「やってはいけないこと」「やってほしいこと」を解説していきます。

会食恐怖症の人がやってはいけないこと3選

ポイント①安全行動をしてはいけない。

先ほど述べたように安全行動はしてはいけません。

【なぜ安全行動をやってはいけないのか?】

安全行動は一時しのぎにすぎません。安全行動をした瞬間は不安が鎮まるような感じがするのですが、長い目で見ると不安が増してしまいます。長い目で見ると逆効果なのです。安全行動をすると短期的には見せかけのメリットがある、長期的にはデメリットばかりということになります。

【会食恐怖症の人が安全行動を続けるとどうなる?】

このようになります。そして会食恐怖症が悪化すると対人関係に強い影響も出ます。知人と疎遠になったり、家族との不和、確執を招いてしまう場合もあります。安全行動をしているあなたはいつものあなたではないはずです。食事中に普段通りに過ごせないなんて本当に悲しいことです。繰り返しになりますが安全行動は一時しのぎです。長期的なメリットはありません。

ポイント②回避行動をしてはいけない。

安全行動の次は回避行動もしてはいけません。安全行動と回避行動の違いを説明します。

【回避行動と安全行動の違い】

【会食恐怖症の人がやりがちな回避行動】

会食以外でも怖いものや苦手なものはありませんか?私はある特定の動物が苦手ですが避ければ避けるほど苦手になってきました。もう何十年も避けています。これも回避行動です。このように回避行動をすればするほど「恐怖感・苦手感」は増していくのです。ただ、いきなり回避行動を減らすのは大変です。カウンセリングでは徐々に減らしやすいところから減らしていきます。

ポイント③自分を責めてはいけない。

会食恐怖症の方は自責の念が強すぎです。自分を責めすぎてしまうのです。しかし「自分自身が一方的に悪い」ということは滅多にありません。

【なぜ自分を責めすぎてしまうのか?】※責めすぎてしまう理由を下記に列挙しました。

このような経緯をたどるため、会食恐怖症の人は自分を責めすぎてしまうのです。しかし、確認したいところですが会食恐怖症で悩むあなた自身が悪いことは何もないのです。強い叱責や理不尽な完食指導は間違っています。間違った叱責や指導が悪いのです。

会食恐怖症の人にやってほしいこと3選

ポイント① 不安階層表を作成し困っている場面を整理する。

まずは不安階層表を作成することをお勧めします。不安階層表という専門用語を解説します。

【不安階層表とは?】

食事(会食)する状況も色々です。具体的にどんな状況で不安や恐怖が強くなるかをランキング化した表です。不安や恐怖のランキング表と思ってください。不安の程度に点数をつけ、点数が高いほど不安は高くなります。会食恐怖症の不安階層表は作成例は下記のとおりです。不安階層表を作成し、困っている場面を具体的にしていきます。こうすると改善のための介入がしやすくなります。

ポイント② 安全行動を徐々に減らす。

不安階層表で会食恐怖症が起きやすい場面が明らかになりました。次に各場面でやってしまう安全行動を見つけていきます。先ほど述べましたが、安全行動にメリットはありません。一時しのぎをしているだけです。会食恐怖症の悪化を防ぐには安全行動を減らすべきなのですが、減らし方にはコツがあります。コツをまとめてみました。

【安全行動を減らすコツ】

【安全行動を減らす際の具体例】※会食恐怖症の場合

このような感じです。安全行動は徐々に減らすのが重要なポイントです。ちなみに思考も安全行動です。会食場面についてシミュレーションしたりしていませんか?それも安全行動の可能性が高く減らしていきましょう。

ポイント③ 回避行動を減らす。

回避行動も減らしていきましょう。回避行動は、恐怖や不安が起きやすい状況を避けてしまう行動です。減らす際のポイントは下記のとおりです。

【回避行動を減らすコツ】

怖い場所を回避し続けると不安や恐怖は強まるばかりです。後半の黄色いマーカー部分はぜひ忘れないでください。

専門家と一緒に会食恐怖症を改善したい方へ

 「会食恐怖症を改善したい」という方にお勧めなのがkiyokiyoの改善プログラムです。今回ご紹介した方法は全て認知行動療法をベースにした内容です。会食恐怖症改善に認知行動療法は有効であると科学的に立証されています。この認知行動療法を計画的にしっかりやっていきます。kiyokiyoの公式LINEをフォローいただければ、無料相談もご案内しております。ぜひご活用ください。

まとめ

会食恐怖症の方にやってほしくないこと、やってほしいことをまとめました。大事なポイントは安全行動と回避行動をしないことです。まずはどんな会食(食事)場面が苦手なのかを不安階層表を使って明らかにしていきましょう。

最後に宣伝です。kiyokiyo(きよきよ)は、社交不安障害(スピーチ恐怖症・社会不安症・あがり症・対人恐怖症)を専門とした心理カウンセリングルームです。公認心理師・臨床心理士が運営しております。

認知行動療法やLINE・Zoomでのカウンセリングを提供しておりますので、もし専門家のサポートが必要な方はカウンセラープロフィールメニューをご確認の上、ご利用案内に沿ってお問い合わせください。

この記事の筆者

公式LINEアカウント

kiyokiyoのLINE公式アカウントでは、
さまざまな特典が受け取れます。

  • ご利用にあたっての無料相談ができる
  • 社交不安症(対人恐怖症、あがり症)に関する情報が受け取れる

特典の受け取りはこちら

友だち追加